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緋紗菜
「いよいよ…か」
両親の夢――
私を姫巫女にすること
するっていっても
生まれ変わりでなければならないっつの
私は生まれたときに
母がもっていた星のペンダントを何故か離さなかったらしい
そのペンダントは
本来姫巫女が持つもの
でも
姫巫女がいないため
母が管理していた
それを私は
無意識のうちに掴み
離さなかったという
だから
両親は私を姫巫女かもしれない と思い
名前を考えた
緋紗菜――
緋色の心を持ち
真っ直ぐな強さを持つように
そんなに
期待を込められても
私はそんなに立派じゃないのに
たまに
そのプレッシャーにつぶされそうになる
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