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すっかり両家の母親は
取り乱してしまいました。
呪いをかけられた上に
赤ちゃんが両方とも
男だったのですから。
「ご心配遊ばすな
リラの妖精の贈り物が
残っておりますわ」
薔薇の妖精は言いました。
「あの呪いをとけるのか?」
「いいえボルケニアの魔力は
強すぎますわ」
リラの妖精は言いました。
「可愛い子達よ
わたくしの贈り物で
希望の光が射すでしょう
あの不吉な呪いが
起きたとしても
死ぬのではなく眠るだけ
愛する者のキスで
呪いは解け目覚めるでしょう」
リラの妖精の贈り物が
二人の子供達に
授けられましたが
両家の親は心配し
子供達を
屋敷に閉じ込めてしまいました。
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