Once upon a time……

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すっかり両家の母親は 取り乱してしまいました。 呪いをかけられた上に 赤ちゃんが両方とも 男だったのですから。 「ご心配遊ばすな リラの妖精の贈り物が 残っておりますわ」 薔薇の妖精は言いました。 「あの呪いをとけるのか?」 「いいえボルケニアの魔力は 強すぎますわ」 リラの妖精は言いました。 「可愛い子達よ わたくしの贈り物で 希望の光が射すでしょう あの不吉な呪いが 起きたとしても 死ぬのではなく眠るだけ 愛する者のキスで 呪いは解け目覚めるでしょう」 リラの妖精の贈り物が 二人の子供達に 授けられましたが 両家の親は心配し 子供達を 屋敷に閉じ込めてしまいました。
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