俺、佐原秀(さはらしゅう)っていいます

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引きドアを開ける時の独特の音が部屋中に響き渡る。 「やっぱりここか…」 こちらに気づくとハァッと一つ溜め息をついた。 「………ったく」 足音が俺の方へ近づいてくる。 「おい、秀!」 秀?あ、俺の名前か… 秀「………誰?」 「誰って………その…俺だよ お前の大好きな博人だよ」 ……めんどくせえ こいつの名前は笹山博人(ささやまひろと) 俺とたいていいつもつるんでる数すくない友達の1人。 秀「さあ……知らないなぁ…」 博人「いやいやいや、まあそれはいいとして 一応聞くけど…お前ここどこだか分かってる?」 秀「どこって……教室だろ?」 博人「そう、教室だよ で、今何時?」 博人に言われるがままに時計を見た。
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