詩集

想いの旋律を奏でる声

ひかり

赤い雲が流れ夢は時代に消されて

ぼくらはただ立ちすくむ

未来に希望もなく

愛は不確かでぼくらを拘束する

手を伸ばしても自由には届かない

もどかしい痛みで胸がつまり

心にも無い言葉でぼくらは傷つく

求める手は虚空を泳ぐ

ぼくらは一生をかけて何かを探す

夜空に淡い星の光と

暗い夜を照らす月のような何かを