慈愛は救いあれと云う

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罪と罰それでも救いを 黒い太陽が沈まぬ世界 誰もが死んでいく砂原で 独り空に手を伸ばす 差し出した手は焼け焦げて 灰になって崩れていく これは神の罰なのか それとも大地が 己を犠牲にして与える 戒めなのか どちらにしても 人間は生き残るだろう それほどまでに人間はしつこく また愚かではあるが馬鹿ではない ならば救いを 許されるなら救いを この地が崩れさる前に 私達に可能性を与えて 再び共存の道を歩めるように アレルヤ
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