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約束
緑繁る廃墟の庭で
懐かしく遠い日
僕らは誓いを立てた
例え何が二人を別とうと
再び巡り逢うことを
共に歩み
全てを分かち合うことを
君は自由が欲しいと
静かに泣いた
僕はまだ覚えているよ
縋る君の腕が
余りに細くて温かくて
僕は嬉しくて
悲しかった
“側にいてあげる”
そう言ったのに
僕の隣に君は居ない
君は今 何処に居るの?
僕のことを覚えている?
逢いたいのは
僕だけだろうか?
僕らの秘密の庭は
もう無いから
此処で歌っているよ
君が来るのを
ずっと待ってる
気付いてくれるのを
ずっと待ってる
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