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「うらああああ!」
背の高い銃剣士が距離を詰めて放った突きを半身になって躱し、そのままDQN集団の後ろに最速で回り込む。
「くっ!?何処だ!?」
どうやら速過ぎて見失ったらしい。まあ俺はステいじってるから正しく【目にも止まらぬ】って感じだろうな。
「こっちだよボンクラ」
「なっ!?いつの間に後ろに…チィィッ!全員で掛かれ!」
銃剣士、アサシン、剣士が得物を振りかぶり斬り掛かってくるが、当たる筈も無く。
「遅い」
「ぐへっ!?」
避けられ死に体になった一人を蹴り飛ばす。
「テメェ…調子に乗んなよ……!俺等が本気をだせば…」
「はいはい強い強いww」
「このッ…!」
負け惜しみとかガキ臭くてかなわんなwwそろそろ俺のターンの始まりとするかw
「EXPドレイン…」
数あるスキルの中でも異色なレアスキル【攻撃した相手プレイヤー、モンスターから経験値を奪い、レベルを下げる】を発動。
使い熟せば凶悪な為熟練度が上がりにくく、また低いうちは失敗したり吸い取っても1だったりするのだが、俺は升によって熟練度が有り得ない値になっている為に斬れば確実にレベルを下げる事が出来る。それも2桁単位で。
そして。
「エンチャントスペル【オーヴァドライヴ】」
相手とのAGL(素早さ)の差に比例した回数だけ、最低5回一方的に行動可能になる呪文を発動。普通はAGLにそこまでの差が無い為、5回で終わるのが普通だが俺は升で素早さが異常な為、とんでもない回数となる。
表示されたその数は、1000回を優に越えている。正に外道です本当にry
怨むならステータスキャップ(能力値上限)を作らなかった運営を怨むんだなww
「さあ、覚悟はいいか?」
毒の短剣を構え、見せ付ける様に掲げる。
「ちょ…やめ……」
「何で動けねえんだよ!?くそっ!!」
「あ…あ……嫌だ…」
「残念。俺がオーヴァドライヴを破棄するか、行動回数を消化しない限りお前等はただの的だ…さて、お仕置きの時間だ」
「嫌だぁぁ!死んだらデスペナルティが…!」
「助けて!!」
「おい!どうにかしろよ!お前のせいだぞ!」
出た出た責任転嫁。救い様が無いな…ww
「心配すんな、死んだら生き返らせてやる…だから安心して千回死んで精子からやり直してきやがれ!」
ずっと俺のターン!!!!!
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