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「夢って、どんな内容だった?俺に話したら、すっきりするかもよ」
「う、うん……」
俺は、一瞬迷ったけど、夢で出会った美少女のことを、全て話した。
こいつ、川崎優(かわさきゆう)とは、術後、曼珠沙華の咲く頃にだったと思う。日本の病院で出会った。
その時、優は喘息の発作が酷く、入院していた。
同い年で、同じアニメの大ファンだったのもあって、あっという間に意気投合したんだ。
優は、どんな夢物語だって、真剣に聞いてくれる。
信じられない様な事でも、茶化したりしない。
「いいなぁ!何だか、不思議だなぁ。でも、俺もその美少女と、話してみたいよ」
優は、デッカイ身体で、可愛い声を発し、かなり羨ましがった。
『…………初めまして……優君……』
俺の声が、喋った!?でも、俺じゃないよ――――。
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