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「よろしくね、橘くん。」
「うっうん、よろしく。」
これが初めての会話だった。
そして、放課後…
掃除も終わり、ヒロと朝通った川岸を歩いてると、前を歩く桜がいた。
「あっ夢見さんだ!」
「声かけてみようぜ!!」
積極的なヒロは、真っ先に桜のもとへ走ってた。
「ゆ~め~み~さん!ねぇ、家こっちの方向なの!?」
桜はビックリした様子で
「うっううん、先生が家庭の事情って言ってたでしょ?実はお母さんが入院してて、これからお見舞いに行くところなの」
「へぇ~偉いね。あれっ!?こっちの方角って、まさかたちばな病院??」
「うん、そうだけど。」
「それ、涼平のお父さんの病院だよ。涼平のお父さん、そこの院長先生なんだよ。なぁ、涼平!?」
「うん、そうだよ。」
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