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桜のようにヒラヒラとなびいた髪から見えた横顔は、一瞬で僕の心を奪ってった。
色白でパッチリとした目、ほんのりピンクのほっぺ。
今まで女の子に興味のなかった僕が、初めて恋をした時だった。
「かっかわい~」
「ヒロ…僕…心臓が痛い…」
「俺も…母ちゃん言ってたけど女の子を見て心臓がキュッて痛くなるのは<恋>って言うらしいぜ。」
「へぇ~恋かぁ~」
恋をした僕達は、チャイムの音にも気付かず見とれていた。
すると、
トントン
と誰かが肩を叩いた。
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