薬と苦痛

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そう、研究室には関係ない子供達もいた。 施設を設立後…何十人も子供を誘拐してくる度…研究室で薬漬けにしては、狂い笑っている父親がいた。 僕は、父に反抗した。僕だけって言ってたのは嘘だったの? 「お父さん…僕だけだって、いってくれたじゃないか!!」 『お前だけでは、役不足だ!!立場をわきまえろ!!』 久しぶりに、親子という…会話をしても…反対しても… お父さんは、苛立ちはじめ…笑いながら僕を薬漬けにしていた。 その時から、ボクの頭の中で早く死んで‘生まれ変わりたい…。’ そればかり、考える思考しかなくなっていた。
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