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どうして…ここに…
アナタハイルノ?
『会いたかったよ。
僕の娘…フイ(笑)』
「……。」
『なんだい?僕に会いたくなかったのかい?』
「……。」
どうして…どうして、僕のおとうさんがここにいるの?
ボクの、お父さんだなんて信じたくない…よ。
でも、どうしてここを知ってるんだ。
もしかして、あの人が…
『残念だなぁ。不安げなカオは君には似合わないよ。
恐怖と絶望の世界で生きてきた…キミにはね。
後はね。
ボクが、ここにいる事は七は、何も知らない。真春も知らない。
Hitomiとkanamiが教えてくれたんだ。』
『まぁ…俺に…大金…援助してもらってたからな。』
『あっ…あぁ
そうだな。』
「そうですか…」
知らず知らずの内に
ボクは、みんなを巻き込んでいたんだ。
Hitomiさんもkanamiさんもみき君も…たくさんの人を巻き込んでいたのは…僕のせいだったんだ。
「お父さん…
僕に、どうしろと言うんですか?」
『とりあえず、自殺して』
「自殺…ですか。」
『まぁ…遺書なんかがあると面倒だ。単に、僕の計画から逃げた罰だよ(笑)』
「そう…」
お父さん…
逃げた罰が、自殺ですか…。やっと…春樹と夫婦になれかけた時に…自殺行為をしなきゃ…ならないなんて…
『おっさん。言うのは、簡単だけどな。こいつの、人生をおっさんが決めんなよ!!』
『お前には、解るまい(笑)こいつが、20年間…同じ姿をしている理由を(笑)』
『関係ないな(笑)
俺が、ジジィになっても…若いままならそれで良いんだよ。
おっさん…俺を、みくびんなよ(笑)』
「春樹…」
『大丈夫…だからな。フイは、オレの奥さんなんだ。』
春樹…何が…大丈夫なの?ボクみたいなのが、幸せになれるの?。
僕はね、いっぱい…いっぱい 迷惑かけてるっていうのにさ…。
あんたはいつも、安心させてくれるんだよ。だからさ、どうしてか春樹がいなくなると…僕は生きてる意味がなくなるのに…わかってはくれないよね。
春樹…
ゴメンナサイ
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