おねいさん

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でも、絵里香姉ちゃんはそんなことなど気にする様子もなかった。   淡々と、語り続ける。   「さっきも言った気がするが、後悔していいのは今日だけだ。明日になっても続くようなら、あたしはその後一切、お前に関わらない」   それはつまり。 関係を壊す。 そういうことだ。   「――さて」 絵里香姉ちゃんは、一拍間をおいて。 「お前に戻るという選択肢はない。現実的に考えて、戻るなんて方法はできない」  
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