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「よーぅし!おやまにのぼるぞー!!」
小さい頃の俺はやんちゃで、悪ふざけが大好きで、しょっちゅう外で遊んでいた。
「けんくんーっ!
ぼく、そろそろかえるね。
ママがまってるから」
と一人、また一人と帰って行く友達。
一人になった俺は、いつもブランコに座っていた。
何もすることはない。
ただ、ボーっとしていただけ。
そんな時に、さくらと出会った。
滑り台の下で泣く、一人の少女。
それがさくらだったのだ。
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