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「よっす!健介ーっ」
昇降口で親友の智也が挨拶をしてきた。
「おう、はよ」
「おっ!相変わらずモテモテですな~っ」
俺が手に持っていた封筒を見て、智也がひじで俺を突っついてきた。
「…はあ…、智也、黙れ……」
俺は智也に溜め息混じりに言った。
「健介、また断るのかよ」
「ああ」
と答えると、智也は不思議そうな顔して聞いてきた。
「もったいねぇなあー…。
彼女、いらないのか?」
「…いらない訳じゃないけど、よ」
すると智也は食いついてきた。
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