第三章 頂上
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ぼんやりと霧が出てきたせいか、前方が見えにくくなってきた為、ライトをハイにして走ることにした中田の車。 一気に道の先が明るく照らされる。 その時、後部座席で岡村がブルブル震えだした。 「岡村、お前大丈夫か?」 「なんかにとり憑かれたんちゃうやろな?」 冗談混じりで亮と今野君は岡村を心配する。
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