第三章 頂上

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「今野くーん、怖いから手繋いでいいかしら?」 「キモいからやめろって!」 中田と今野君はふざけあいながら、フェンスに足を引っ掛けて猿のように上り、乗り越え歩いていった。 辺りが暗闇のせいか、2人はあっと言う間に見えなくなる。 僕と亮は車の中で、携帯のアラームを10分後にセットして、時間が来るのを待つことにした。
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