第三章 頂上

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「もうええやん! こいつはもう、ほっといたほうがええって……」 諦めたような口調で、僕は亮を止めた。 そんな会話をしている間に、10分後を告げるアラームが鳴り響く。 ポケットの中でブーブーと鳴り続ける携帯を取り出す。 「へいへい、わかりましたよ」 と言いながら、亮は携帯のアラームを止めた。 「ほんなら、俺と亮もフェンス越えて来るけど、もし警察とかが来たらうまいこと説明して、車守ってくれよ」
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