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「んじゃ!また明日な!」
今日は正月と言う事もあり
夜だと言うのに
街には沢山の人が溢れていた。
俺の名前は
千葉健斗(チバケント)
今日は大学のサークルの
仲間と飲みに行っていた。
今、その仲間達と別れ
自宅に帰るべく
駅に向かっている所だ。
「ふぅー」
1年前、宮城から
上京してきたばかりの俺には
都会の空気は不味く感じ、
それを誤魔化すかの様に
煙草に火をつけ
思いっきり吸った。
「結局・・帰んなかったな」
親の反対を押しきって
東京に上京した俺は
なんだか実家に
帰る事が出来ずにいた。
毎月、親から来る仕送りも
ほとんど、遊びに使い
大学の授業料・サークル費は
親に払わせ
とにかく毎日夜な夜な
遊び呆けていた。
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