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雪蛍「仏様…。お願いがございます。
月夜にも、[永遠の命]を授けて下さい。」
―……なぜだ?
ただの人ではないか…――
雪蛍「彼は、僕と同じ、人としていなくてはならないと思ったからです。」
―…フフフ…フハハハ……―
雪蛍「…?」
――…いや、すまん。そろそろ言うときかと思ってな…。
雪蛍「そうですか。」
―……良かろう。ただし、月夜だけだ。
いいな…?
雪蛍「はい。」
月夜「雪蛍ー。」
雪蛍「…?」
月夜「…お前のことだ。またなんか隠してるだろう。」
雪蛍「……ああ。」
雪蛍はすべて話した。
双子の妹のことや、昔あったこと等を。
月夜「…なるほど。
つまりこれから戦う相手は妹と言うことか。」
こくりとうなずいた。
その頃仏様は…。
…――まだ気づいてないのか。鈍感すぎるのう。―――
と呟いたそうな。
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