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ブレイズたちは、中央評議会のある南の都に向っていた。
「ソニック、南の都まで何日かかる？」
ブレイズは聞いた。
「おそらくまっすぐ行くだけでも10日はかかるだろ。」
ソニックはインスペクターの操縦席に座っていた。
その上空には青いﾊﾞｽﾀｰｲｰｸﾞﾙが飛んで行った。
サンドプロセの隣りにある小さな街に寄る事にした。
急いで、街を出てため食料や生活に使う物を買うためだった。
四人はインスペクターを駐車場に停め、歩いて買い物に出た。
この世界の移動手段は新幹線のような列車が一般的な自家用になっていた。
この街にもブレイズとクラストの手配書がありとあらゆる場所に貼られていた。
「ちっ…動きづらいな」
ブレイズが舌打ちした。
「賞金稼ぎの俺が狙われるなんてな…」
クラストはフードをかぶった。
そしてこの街の名は、「ﾃﾞｯﾄﾞﾛｯｸ」
荒くれ者、犯罪者など悪名高き者がひっそりと暮らす場所であった。
(ﾄﾞｶｯ)
(ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ…)
古い酒場のドアを突破って男が一人転がってきた。
ヒゲをはやした大男がラッパ飲みをしながら古い酒場の玄関に立っていた。
「ｶﾞﾊﾊﾊ！ケリつけよが！ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞ」
(ｽﾞｷｭｰﾝ！)
大男はひたいに穴を開けて倒れた。
(ﾄﾞﾀﾝ！)
さらに店の奥で一人で飲んでいた男が発砲した。
「うるせー…酒がまずくなる…」
その光景を見ていたのはブレイズたち四人だけだった。
街ゆく人たちは見慣れた光景に誰一人立ち止まる者はいなかった。
すると、フードをかぶった男が後ろからやって来てボソッと言って去って行った。
「こう言う街だ…気にするな…多少の罪人には見向きもしない街だ…」
四人は無言で進んだ。
そして食料品や日用品を買い込んで、危険な街を四人はすぐに出ようとした。
すると、青いマントに包まれた数名が四人を囲んだ。
ブレイズたち四人は銃を構えた。
すると、青いマントの男たちの一人が手帳を広げ、中のバッチをみせた。
「我々は中央評議会国家特務機構だ…。君達が国家に関わる機密事項を持っていると聞いた。ここでは…！？」
(ｽﾞﾄﾞｰﾝ、ｽﾞﾄﾞｰﾝ)
青いマントの男が2名が撃たれ、その場に倒れた。
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