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そしてレースに出場するすべてのゾイドがスタートラインに立った。
【さぁ!まもなく時間です!全ゾイドがスタートラインに立ちました。中央のライトが赤から青に変った瞬間スタートです!】
(プップップッ・ピン!)
ライトが赤から青に変った瞬間、全ゾイドが一斉にスタートした。
「行くぜ!ブレイズ遅れんなよ!」
クラストは勢いよく飛出した。
「あったりめぃーだ!ヒャッホー!」
ブレイズも飛出した。
「にいちゃん!こうなったら、ブレイズとクラストを応援するよ!」
ファムは興奮して立ち上がって応援した。
スタートしてから、さっそくお互いの邪魔したり、砲撃するも流れ弾に当ってしまいリタイヤする者、すでにレースは荒れていた。
そんな中、ブレイズとクラストはなんとか戦闘集団にいた。
試合は終り、翌日…
インスペクター内で、
「もう少しだったわね!」
ファムがコーヒーを入れていた。
「ガキどもが目立つ事しやがって…」
ソニックはコーヒーをふぅーっと冷ました。
「でもよー!惜しかったじゃないの?」
クラストはコーヒーを飲んだ。
「ライトニングサイクスのスピードにはどのゾイドもかなわなく、サイファって奴の圧勝だったからなぁ」
ブレイズはリモコンでテレビのスイッチを押した。
そう…レースはサイファのライトニングサイクスが圧勝で、見事に2連破を飾った。
どのテレビを見ても見ても、サイファの優勝インタビューだった。
そんな中、テレビの画面が急に切り替わり、臨時NEWSが始った。
【突然ですが、ここでNEWSです。昨夜、中央評議会から国家の重要機密に関わる情報を盗み出したと思われる男が現在も逃走中であり、中央評議会はこの犯人と思われる男を重要参考人として指名手配を致しました。
みかけたらすぐに通報するようにして頂きたい。
名前は…
『ゼル・フリード』
『ゼル・フリード』です。
これが指名手配犯人の写真です……】
「はぁー!?」
ブレイズとクラストは声を揃えて驚いた。
「ど…どう言う事…?どうして政府の人間が政府に追われてんの?」
ファムも信じられない様子だった。
「ならば…もう一度その男にあって…確かめるしかない…」
ソニックはつぶやいた。
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