『正義』

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その一部始終を理解した、サイファはずっと顔をふせていた。 「サイファ様!?寝てたのかしら?」 ファムが覗きこんだ。 するとサイファはグチャグチャな顔をしながら泣いていた。 「ううぅぅ…ああぁぁ…」 サイファは突然上を見上げた。 「うわぁーん!!オロオローン!」 サイファはものすごく号泣していた。 「ナイスガッツ!お前たち最高だ!こんなに熱い話し…久しぶりに聞いた!俺は感動した!頼む!その話し、この世界最速の男も最後まで付合うぜ!!」 サイファは一人で勝手に盛り上がり、仲間入りを決めていた。 そしてゼルを含めて、たった6人で中央評議会やガルーダカンパニーに戦いを挑もうとしていた。 一方… ガルーダカンパニー上層部の会議室では… 「評議会も手出し出来まい…」 「世界経済が崩れ、内戦が起きるぞ…」 「やつらもそこまで頭は悪くないようだ…」 「それより、あの金色のライガーがなぜ…気になる…」 「なぜあの情報屋が起動させる事が出来た…」 「かつて…たった一人の男しか動かせなかった、あのライガーを…」 「すぐに調べろ!」 インスペクターはコンテナにライトニングサイクスとシャドーフォックスをを収納し、6人は南の都・サザンウィンドウに向っていた。 一年中常夏のリゾート地で主に観光都市として栄える都であった。 そこには、サイファが所有する超豪華な別荘があった。人里から離れているため、隠れ家にもちょうど良かった。 もちろん、ゾイドレースで勝ち取った賞金から購入した物である。 そしてその上空には青いバスターイーグルが翔けていた。
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