『再開』

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ここは東の都… 「サンドプロセ」 砂漠の街であり、なんでもそろう、商人の街でる… ブレイズとクラストの生まれ故郷でもあり、二人は一軒の古いバーに来ていた。 二人は幼い頃からの親友で、しばらくぶりの再開に乾杯をしていた。 それともう一人… この店の店主である、幼馴染みの女性「ファム」であった。 ブレイズとクラストはカウンターに座り、ファムと3人で酒盛りをしていた。 「二人とも元気してた?ちっとも店に来ないから…たまには顔出してよ!」 ファムはグラスの酒をグビグビと流しこんだ。 「しかしお前は相変わらずムチャしてんなぁ…いったいガルーダでどんな悪さをしたんだ。」 クラストもグラスの酒をグビッと飲んだ。 「俺は悪い事なんかしてない!悪いのはガルーダの方だ!」 ブレイズは怒り口調だった。 「おいおい!そぅ熱くなるなよ。ガルーダに黙って潜入したのは事実だろ。」 クラストはブレイズの肩を叩いた。 「そっ…そうだけど…奴等は惑星Ziにデカい穴を開けて、核を吸い上げてる!」 「なんですって!?バカな!それは条約で禁じられてるし、何より評議会が黙ってるわけないわ!」 ファムはブレイズの言葉を信じていなかった。 「それが本当なら…この惑星Ziはほろびるぞ!奴等正気か!」 クラストも驚いた。 「ここに証拠がある。これを評議会へ届けるんだ!」 ブレイズはグラスの酒を一気に飲み干した。 「ね、クラスト?そう言えばウルフは?」 ファムはブレイズに酒をついだ。 「あぁ。ソニックのところに隠してある。それとブレイズのライガーとな。」 クラストもグラスの酒を飲み干した。 「えっ!ブレイズのライガー?」 ファムがクラストに酒をつぎながら言った。 「俺にも相棒が出来たんだぜ!ファムにも今度見せてやるよ!」 ブレイズはファムのグラスにカチンと乾杯した。 「んっ…?ブレイズ…そのライガーって…?」 ファムはブレイズに聞いた。 「奴等のとこから…盗んだ…。」 ブレイズはファムから目をそらした。 「やっぱあんたが悪いんじゃん…」 ファムはブレイズを疑った。 そんな中、店のテレビから、緊急NEWSが流れた。
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