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【ここで緊急NEWSをお知らせします…。昨日ガルーダカンパニーの倉庫から、金色のゾイド、ライガーゼロが何者かによって盗まれました、その者はガルーダカンパニー警備兵を数人死亡させており、今もまだ逃走中です。この2名の者を重要参考人として、惑星Zi全域に指名手配致します…】
ブレイズとクラストはすぐに下をむき、顔を隠した。
テレビにはブレイズとクラストの写真が出ていた。
そのテレビを見ていた、店の客たちは、
「とんでもない野郎だな!」
「殺人犯か…」
「まだ捕まってないなんて怖い…」
「以外と近くにいたり。」
「んっ…???」
「そう言えばさっきカウンターにいたような…」
男は立ち上がり、恐恐れるカウンターに指を指した。
カウンターには誰もいなかった。
他の客たちは、
「ほら見ろ?」
「誰もいねじゃねーか!」
「ワハハハ」
「お…おかしいな…」
ブレイズとクラストはファムの店の裏口から逃げていた。
「ガルーダの奴!」
「賞金稼ぎの俺が狙われちまう!」
ブレイズとクラストはファムの兄であるソニックが経営する「ジャンク屋」へ急いだ。
(バタン)
「ソニック!ソニック!」
ブレイズは机の上でハンダを使い作業をしている大きな体のソニックに話しかけた。
「テレビ見たぞ…悪ガキども…」
ソニックはそのまま作業を続けた。
「違う!悪いのはガルーダの方だ!」
クラストは大声をだした。
「まぁ…そんな事を言ってもお前らは殺人犯だ…」
ソニックはまだ作業をしていた。
「ソニック!後で無実を必ず証明する!」
ブレイズの迫力にソニックは作業を止めた。
「フフッ…ガハハハハ…」
ソニックは豪快に笑った。
「こんな時に笑うなよっ!」
ブレイズはふてくされた。
「しばらくここにいろ…」
ソニックはまた作業を始めた。
「すまない、しばらくやっかいになる。」
クラストが頭を下げた。
そして数日間が過ぎた。
ブレイズとクラストはソニックの手伝いをし、ファムがいつも食事を作ってくれた。
「この間、店にガルーダの警備兵が聞き込みに来たわよ」
ファムは食事を用意しながら言った。
「いずれここにもくるだろうか…」
ブレイズは言った。
「おそらくな…」
クラストはスープを飲んだ。
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