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僕は、
そんな毎日に耐えられなかった。
誰もが僕を恐れる。
医者や看護婦さんでさえ
仕事以外では、僕に近づいてこなかった。
だから、もう一度
僕は、屋上から落ちて
今度こそ自殺をしよう。
そう思った……。
そして慣れない松葉杖を使い
階段を昇る。
少し時間がかかったが
屋上につくと風が気持ち良くて
今までの嫌な気持ちも無くなっていた。
そして僕が柵の方へ踏み出すと
後ろから声が聞こえる。
「おーい危ないよ!」
僕のことを心配してるようだった。
でも多分僕の顔を見たら
逃げ出すだろうと思い
僕は、振り返った。
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