親密

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洋一は息遣い荒く額からうっすら汗が流れていた。 細身のパンツから携帯を取り出し文字を打つ。 【着いたよ♪待ってます】~送信~ 「洋一く~ん」 送信完了の文字がでてすぐくらいに後ろから声がした。 振り向くとそこには車の窓から少し顔を出して夏の暑さを感じさせない爽やかな笑顔で手を振る彩がいた。 乗車を促されすぐに助手席に乗り込む洋一。乗ってすぐ洋一は彩の姿に目を奪われた。 学校では見られないような色っぽく可愛い、例えるなら美しい秘境で水浴びをする女神のような。 経験も少ない洋一だからこそ、そのように写ったのかもしれない。 変に緊張した洋一に彩は優しく問い掛ける。 「今日は一緒にどこ行きたいのかな?」 その問い掛けに洋一は、冗談のつもりで 「ラブホ巡りしたい♪」 普通なら軽く流したり、引かれるであろう答えに彩は意外な反応を示した。 「面白そうね。行ってみようか♪」 洋一にはまさかの展開で行くことになったラブホ巡り。 調子に乗って下ネタ発言にも軽快に答えてくれる。 車内は昼間からおかしな空気で気づけばいつの間にかホテル街まで来ていた。
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