親密

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気づけば退室時間まで1時間を切っていた。 後で慌てる事がないようにと少しずつ帰る支度をすることにした。 退室時間10分を切った辺りでフロントに電話。 部屋を出る前に洋一は彩を抱き寄せ、 そしてキスをした。 時間ギリギリまでまたしても求めあうかのように淫らに、激しく、沢山の蜜がとけあうかのように ホテルを出ると空がオレンジ色になっていた。 「綺麗な空なのに…なんだか切ないな」 「ああ…」 洋一らは、楽しい時間はこんなにも早いんだなと思い少し切なくなったのだった。 もっと一緒にいたい。 求め合いたい。 二人とも同じ事を思っていた だけども、お互い口にはださなかった。 いや、言ってはいけないような気がしたんだ。
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