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～渚Side～
麦ちゃんが倒れた時は焦った｡
ってか､女の子ってあんなに軽いの？
ちゃんと食ってんのか？
にしても､さっきの麦ちゃん……やべぇだろ…｡
って俺､何考えてんだよっ!!
でも､さっきの麦ちゃんの顔は､潤んだ目での上目遣い｡
真っ赤になった顔が…妙にエロくて………って変態かよっ!!
俺は溜め息をつきながら教室に向かって歩いた｡
｢陸ー､わりぃ!
忘れてた!｣
教室に戻った俺は､取りあえず陸に謝った｡
関口陸(ｾｷｸﾞﾁ ﾘｸ)｡
俺の中学からの親友｡
陸は大袈裟な溜め息をついた｡
｢ったく…｡
休み時間のたびに､どっか行くし｡
…ここじゃ何だから行くぞ｣
そう言うなり､俺の返事も聞かずに歩きだした｡
俺は慌てて陸の後を追いかけた｡
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