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～渚Side～
あれ…ホントに麦ちゃん？
前に朝の公園で見た時は､ジーパンにパーカーってラフな格好だったし､普段は制服だし…｡
普段はおろしてる髪の毛もアップになってて…｡
大きい目がさらに大きく見えるし､唇なんてプルプルだし………………やっぱ俺､変態かも…｡
｢渚？
顔がエロいけど？｣
｢はぁっ!?
エロいってなんだよっ!?｣
やべぇ…顔に出てたのか？
溜め息をつく俺に､ニヤニヤしながら陸が話しかけてきた｡
｢今日の野上､いつもより可愛いよな｣
｢なっ…!?｣
俺は陸に全てを見透かされている気がして､顔を真っ赤にしてしまった｡
｢お前って､そんなに分かりやすかった？
野上の事になるといつもと違うし｣
自分でも自覚はある｡
麦ちゃんの事になると､普通じゃいられなくなる｡
どんだけハマってんだよ…｡
｢まぁ､頑張るんだな｡
野上って飛び抜けて目立つわけじゃないけど､ちっちゃいし､すぐ顔赤くしたりするし､一部の男に人気らしいしな｣
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