バレンタイン嫌い
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おそらく、差出人は彼のお姉さんだ。 美人の彼女が、今だに結婚しないのは、死んでしまった弟や私への気兼ねがあるのかも、そう思うことがたびたびあった。 一粒のチョコを見るのは、実は辛かったのかも知れない。 私は彼女に会いに行き、たまらずに抱き着いた。 二人でしばらく泣きながら抱き合った。
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