§序章§

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†不思議編† 僕は真黒な湖の真中で生れた。 暗い暗い水の底。 独り淋しく泣いていた。 どうして僕は独りなの? 僕は見えないマミィに聞いた。 でも返事はない… なんで独り… なんで独り… もぅ独りはイヤダ… 僕は成人の日に水の底から出た 僕に名前は無い… 有るのは生きて行くだけの技力 僕は考えた… "これからどうしよう" 僕は考えた… どうしよう… どうしよう… どうしよう… 僕は思った… "人を喜ばせる事をしよう" 僕は頑張った。 そして立派なマジシャンになった。 僕はある日1人の少年と会った その子は占師で1人旅中だった 僕はその子を捕まえて言った。 "僕のファミリーになって" 少年は言った。 "暇だから付き合ってやる" こうして僕はファミリーを持った。 それから2人で旅に出た。 そして名前も決めた。 名字は天獄。 長男の僕は不思議"フシギ" 次男の彼は十欄譜"トランプ" 2人で色々な国を回った。 そこでまた1人少年を見つけた その子は未来予知者だった。 僕はその子を捕まえて言った。 "僕のファミリーになって" その子は少し考えて言った。 "………いいよ" その子の名は魔琥兎"マコト" 段々賑かになってきた。 僕も楽しくなってきた。 次に会ったのは1人の子供。 可愛い可愛い探偵さん… 僕はその子を捕まえて言った。 "僕のファミリーになって" その子は言った。 "君は何を求めるの?" その質問に僕は答えた。 "僕が求めるのは安らかな眠り" すると少年は言った。 "その依頼僕が請けます" 目が輝いていた。 その子の名前は神実"シンジツ" 皆それぞれ個性的だった。 僕の周りの変な人間… あいつらの考えなんて… 分かんない… 分かんない… 分かんない… 分かりたくない… 僕らは誰にも頼らず生きた… 楽しく楽しく生きた… そして………。 END
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