§序章§

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†真琥兎編† 僕は明るく暖かい所で生まれた. いつも、いつも、幸せだった. いつも、いつも、楽しかった. そして僕が小学生の頃... 大変な事が起こった. “お前キモイ” “死ね” “近寄るな” クラス皆からの虐めだった. “如何して僕はキモイの?” 僕は皆に聞いた. “お前は変なんだよ” “如何して僕は変なの?” 僕は泣きながら聞いた. “お前は未来が見えるからだ よ” 僕は未来が見える? 見える見える見える見える... “だから皆僕が嫌いなの?” 僕は未来が見えた. 分かっていたケド黙っていた. だけど親友には話していた. そいつが皆に言った. “真琥兎は未来が見えるから気を付けろよ” 僕は思った. 親友だと思っていたのに... 思っていたのに... 裏切り者… 僕は憎しみを背負い家に帰っ た. 其処にマミィが待っていた. “貴方は未来が見えるのね” 言うとマミィは僕を突き飛ばした. そして家から出た僕は... 二度と其処へは戻れなかった. 僕は変な奴らに捕まった. 連れて行かれたのは精神病院. 僕は変じゃない… 変じゃない. 変じゃない. 僕は毎日思った. 早く逃げなきゃ... 早く逃げなきゃ... そして満月の日... 僕は地獄を抜け出した. 冷たくて寒いアスファルトの上を何㌔も歩いた. 1人で寂しく泣きながら歩いた. そして町に出た. そこに変な奴がやって来た. そして僕にこう言った. “僕のファミリーになって” 僕はその瞬間未来が見えた. こいつと居れば幸せになれる. 僕は少し考えて言った. “……いいよ” 僕に新たなファミリーが出来た. 楽しい毎日. 幸せな生活. 僕は嬉しかった. そして今は仲良く… END
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