目覚め

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「話合いは難しいか… 無理もない…な」 少し困った様に言う仮面の男は 続ける 「なら一方的に 俺がお前に 伝えなければならない事を 伝えよう。」 「伝えなければ ならない事…?」 「あぁ。 最初に… これは伝えなくても どちらでもいいが… まぁいい 伝えておく。 まずこの場所。 ここは俺がお前の記憶を 探った結果 お前が一番落ち着く場所だと 分かった。 だからここに 来てもらった。 今いるこの世界は お前の記憶だ。 落ち着いて話を 聞いてもらうつもり だったが… まあいい。 二つ目… かなり先程と話が 逸れるが もうすぐお前を ここでも お前が今いる世界にも 異なる世界に飛ばす。」 「なんだと…?」 「質問は後だ。 三つ目。 さっき言った世界は お前の世界の 常識、歴史 ほぼ全てが違う。 最初は戸惑うが 次期慣れる。 四つ目。 その世界は お前の力を必要としている。 五つ目。 …死ぬな。 以上だ。 時間がない… 答えれる質問には 答えよう。」 言い終えた仮面の男は 時間が無いと言ったが さほど焦った様子も無く 単調に言った。
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