剣心と抜刀斎

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剣心と抜刀斎

桂「――で、元気でやっているか?」 抜刀斎は長州藩邸にいた 抜刀斎「ええ、元気で殺ってます」 桂小五郎とは長州派の維新志士若き筆頭で維新三傑の一人である 桂「今日の用件なんだが――、今日の秘密会合に同席したらとおもったんだが・・・・」 人斬りが藩の秘密会合に参加すると言うのは大変名誉なことである 抜刀斎「お断りします」 即答だった 抜刀斎「俺は歴史にも名誉にも興味はありません・・・誰もが安心して暮らせる新時代があれば満足です」 抜刀斎は藩邸を去った 桂〈会ったのは久しぶりだが・・・・心のなかは全くあの頃と変わらないな・・・・〉       一年前 其処には農夫など様々な男達がいた 桂「・・・いったいなんだこれは晋作」 高杉「なんだとは随分だな、これぞ維新の新たなる力奇兵隊だぜ!」 高杉「身分も格差も関係ねぇ、その証拠にほら見ろ、あんな子供まで」 男達のなかに一際若い少年がいた 男「よぉし、坊主、丸太を真っ二つにしたら一両やるぜ」 剣心「・・・・」 少年は刀を抜く手も見せず男の胴周りはある丸太を文字通り真っ二つにして見せた 桂「晋作・・・あの少年を京都にくれ・・・・」 剣心は桂に料亭に招かれていた 桂「一つ聞きたいのだが人を斬ったことがあるか?」 剣心「いいえ」 桂「――では人を斬れるか」 剣心「自分の振った血刀の先に誰もが安心して暮らせる新時代があるのなら・・・」 そして"緋村剣心"は"緋村抜刀斎"・・・人斬抜刀斎になった
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