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「そういえば、君に子供が出来たんだって?」
「げほげほっ!」
「おや、本当だったのかい?さすがに半信半疑だったんだけど…。つき合ってから10ヶ月も経ったかい?」
「いえ、少し特別な過程を辿りまして…」
「ふぅん?少し見ていってもいいかい?」
「………えっと、散葉さんに襲われる覚悟がおありなら…」
一応、止める気ではあるけど空間転移で近づいてくる一発目は止められないと思う。一発は覚悟してもらわなくては。
☆
「た…ただいま~…」
「お帰り!零也くぅ……」
刹那、散葉さんの姿が消えた。そして真横から轟音。
目を向ければ晴さんの顔が玄関にめり込んでいた。
「死ね!私の零也くんに近づくんじゃないわよ!」
「ママー…?パパが帰ってきたのー…?」
「あ、七海。ほら、この人にも挨拶して?」
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