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「そうだよ!
メスだよ!!
天馬が連れ込んできたんだよ!!」
め、メス…?
彪さん、いくらなんでも酷すぎます。
「黙れ、彪。
お前に事の経緯を聞いたわけじゃない。」
つ、冷たい!
色が白いせいなのか、冷たいぞ!!
「落ち着け、蓮。
まずは天馬にゆっくり理由を聞いてやろうじゃないか。」
軽く微笑む、微笑みの貴公子ことワイルド系さんは、顔をひきつらせていた。
「まあまあ。
みんな、落ち着いて。
詩雨ちゃんと俺にも理由があるんだから。
2人熱い夜を過ごした中の俺らにもさ。」
説明する前に嘘つかないで下さいいぃ。
「あはは…。」
「さっさと話せ!」
彪さんがテーブルを勢いよく叩いた。
そ、そんなに怒らなくても…。
ち、ちょっと怖い…。
「はあ…、彪。
そんなに驚かすな。」
綺麗な人が私をチラリと横目で見ながら言った。
や、優しいぃぃ。
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