*+。今日から居候。+*

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「えーとだね、俺の名前は、諏訪部 天馬(すわべ てんま)! んで、こっちの馬鹿みたいな顔の子が、諏訪部 彪(すわべ ひょう) 俺たち、仲良しこよしの親戚なのー。」 「馬鹿じゃねえ!! それに仲良くねえ!」 天馬さんがニコニコと自己紹介をし、彪さんが怒鳴る。 うん、慣れてきた。 「親戚なんですか。 素敵ですね!! 私は 十河 詩雨(そごう うたう)です。 宜しくお願いします。」 「うん、宜しくね。」 「ああ、宜し…って、ちげぇよ!!! なんでここに女がいんだよ!!?」 彪さんがこれまたツッコム。 私って、いちゃいけない存在なのかな…―? 「あっはっはっ。 彪、落ち着いて落ち着いて。 詩雨ちゃん、彪のことは気にしないでね。 ただ馬鹿なだけだから。」 「あ、はい…。」 「お前、本人の目の前で何言いやがる!!! そういうのは、俺がいない時に言えっ!!」 いないときは言ってもいいんだ…。  
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