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――――カチカチ(時計の音) 秋彦は男の子を 自分のベットに寝かせ 暖房をがんがんにかけ 布団も持っている中で 一番暖かいのを取り出し 服も大きいのしか なかったので 秋彦の中で一番小さい Tシャツを着させた とにかくできることを すべてやったとおもう 秋彦はベットの隣に いすを持ってきて座り たばこに火をつけた (ふぅー) この子はどうして あそこにいたのだろう... しかもあの格好 靴も履いていなかった みたいだし... だが一番の問題は... あの耳だ 秋彦はそう思うと 煙草をくわえたまま 片手をそっと耳をつまんだ (ふに…ぷにぷに) 子「ぅん...にゃぁ」 おきたかと思ったけど ただ寝返りをうっただけだった なんだろうこのあたたかい 気持ちは… 初めてかもしれない...
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