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僕の異性への気持ちが始まったのは保育園からだった…
『ユミ先生!』『ユミ先生!!』『先生ー!!!』
『また拓也くんなの。今度は何?』
僕の初恋は保育園のユミ先生だった。 年上や年下を意識出来る年齢ではなかったのに何故か先生が好きになった。
朝も早く先生に会いたいと思ったし、帰りも当時ショッピングモールで夜遅くまで働いていた母の迎えが来なければ良いとさえ感じていた気がする。
そんな子供が同い年の女の子にはどうだったのか…
勿論 好きになった子がいた。 大人っぽい顔立ちの「さやかチャン」と雰囲気のカワイイ「かおりチャン」だった。
さやかチャンは外人のような顔立ちで大人しく仕草もとても可愛らしい子で、かおりチャンは同い年の子かと思うような女性の雰囲気を出している子(今思えば)で、どちらも同じ位好きになっていた。
よくさやかチャンとかおりチャンには好きでイタズラをしていた。 そうするとユミ先生に怒られるのだが、またそれも「楽しみ」の一つになっていたような気がする…
僕は人を好きになるきっかけをここからスタートしたのだった。 それも3人同時にだ…
純粋な感情のため人数や対象は関係ない事だと思っていたが、今現在に影響を及ぼす事になろうとは……
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