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母親の声に飛び起きる。私はこの日を待っていた。
パジャマのまま玄関を開ける。
「うわぁー」
感嘆の声が自然と出る。そして微笑む。昨日までとは全く違う様に見える世界。銀世界。
私は嬉しくて嬉しくてクルクル回ったりしながら天を仰いでいた。
「そがんはしゃぐと今に転けるぞ!」
「大丈夫ばい。バアちゃんも一緒に雪だるま作ろうよ」
「しょうがなかね」
嫌そう言いながらもバアちゃんは私と雪だるまを作ってくれた。
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