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「どうしたの?明日香……お母さん?
明日香!揺すっちゃだめ!」
お母さんが駆け寄ってきたと同時に出した大声に私はビクッと体が固まってしまった。
その後、またすぐに家に戻り毛布を持ってきた。
「こういう時は動かさないほうがいいの………明日香は学校に行きなさい。」
「嫌だ!私もバアちゃんの側にいる!!」
泣きながら私はお母さんにしがみつく。
ふと優しい手が私の頭を撫でた。
「…バアちゃんは大丈夫だから。明日香は学校の準備をして。ね、ほら早く早く!後でまたバアちゃんに怒られちゃうよ」
ヒクヒクと肩で息をしながら私は準備を始めた。
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