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長く楽しかった夏休みが終わり、今日からまた学校が始まる。
俺、宮原 響は夏休みボケがまだ抜けていなくぼうっとしている。
「おっはよー!」
隣に住む幼なじみ樟畄木 紗槻は、今日も元気なようだ。
「おはよう……」
「元気無いね。どうしたの?」
「だりぃ……」
「そんなこと言ってないで早く行こ!」
今日は始業式だけだから昼間には帰って来れる。さらに、俺の高校のバカ校長は金曜日を始業式にしたため明日はまた休みだ。
「なんで金曜日なんだろう?」
「知るか。早く帰ってごろごろしたい……」
学校に到着すると、後ろから声をかけられた。
「宮ぁ!おはよう!」
「紗槻さん、おはようございます!」
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