5人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
ゴッドグランドファーザー
私には祖父がいます。
90歳なのだが、まだ自分の歯で結構な量のご飯を喰らってます。
そして「う~」とか言いながらではあるが、2足歩行で今だ歩いております。
元気でしょ??
それもそのはず、祖父は遡る事第二次大戦の時代。
教師として頑張っていました。
なんの専門なのかは今だ謎でございますが、私は「栄養学」だと思っています。
何故そう思うかと言いますと、祖父はいつも母が作る栄養バランスを考えたご飯に、栄養バランスの向こう側を悟るためか、さらに謎のトッピングをするからです。
すごいでしょ?
そんな祖父は以前健康診断で医師に
「栄養の取りすぎです!!」
と怒られたそうです。
ちなみに名は長司(ちょうじ)
我がオシメ一家の間では、
「超人長司」
と崇められております。
そんな祖父は昔、何故か正月限定で作る「餃子」が得意でした。
何故正月に餃子だったのかは、モルダー捜査官とスカリー捜査官もわからなかったそうです。
多分…。
でもわたしが中学生くらいの時まで、毎年お正月には何故か祖父が作る餃子が出てました。
ちなみに何故わたしが中学生の頃に作るのをやめたのかは、江○氏と美○氏にもわからなかったようです。
多分…。
でも1番わたしがわからなかったのは、わたしが中学生の頃に祖父がよく言っていた
「ほーろーちぇー」
というフレーズです。
ちなみに今だ、オシメ一家並び親戚中では、
「あれは何だったんだ?」
という議論で4時間は話せます。
本当になんだったんだろう…。
そんな「ほーろーちぇー」
我が一族の間でいろいろな仮説が立てられました。
「中国語説」
戦争中、祖父は満州へ逃亡し、小料理屋を開き、偶然にも同じく満州へ逃亡してた祖母と恋に落ちたという過去のスクープがあるため。
仮説ではあるが、意味は「愛してる」か「餃子」だと思われる。
「祖母電源起動用語説」
実は祖母は20XX年から、未来で世界戦争が起こるという運命を変えるため送られて来たロボットで、そんな祖母の電源をONにするためのキーワードだったのではないか。
…etc
説は尽きません…。
そんな祖父が、いつか「ダー○の旅」の第一村人に選ばれる事をわたしは、願ってやまないのです…。
デデンデッデデン!!
第2話 完
最初のコメントを投稿しよう!