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オシメ「ただいま…。」
母「おかえり!チョコ貰ったが?」
オシメ「貰わねー…。(聞かなくてもこの顔見ればわかるでしょうよ…)」
母「あららら!しょうがねえな。ほら!母からささやかな!」
母はそう言って私に綺麗に包装されたチョコをくれました。
今年のバレンタインは母の一個だけか…。
むなしいな…。
そう思いながら、私は包装を開けました。
そこには、
「チョコアソートお徳用」
いわゆるスーパーなどでよく売ってる280円のチョコ詰め合わせです。
数はお徳用なので、すごい量だ!!
ハッピーになる定義はクリアしてる!
でも貰ったの母だし…
でも数は半端ない!
ハッピーになる定義はクリアしてる!
でもこれ、スーパーで普通にいつでも売ってるし…。
あれ…なんだか…とても…胸が…切ないぞ…
でも私はこの時思いました。
お徳用チョコをプレゼント用に包装してくれと言った母の勇気はかってあげようと…。
だから素直に、
母よ!ありがとう。
でも車にX JAPANの「Standing Sex」のCDを一枚だけ置くのはやめて下さい…。
見つけてしまった時、変に気を使ってしまうので…。
第3話 完
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