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「愛は俺が守ってやる」
「え…?……ありがと」
「約束だ」
淡いオレンジ色の太陽を背に、ドラム管の上に立つ少年はニッコリ笑ってその下から見上げる少女に誓う。
既に夕暮れというのもあるが、今二人がいる場所は秘密の場所の為、他の人の姿は見当たらない。
「へへ」
少年はピョンッとドラム管から飛び降りると少女の前に立つ。
「それじゃあ帰るか!お母さんも心配するだろ?」
「うん♪」
少女は可愛い顔をくしゃっと崩すがやはり可愛らしい。
「ほら」
スッと少年は手を差し出す。
「//」
照れながらも少女は差し出された少年の手を握って二人は歩き出す……
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