Welch's～二章～

[ﾌｫｰｽ]

ｺｺﾛ「精神力をﾌｫｰｽに変換する基本行程の名前くらいは知ってるよな?」

ｷｯﾍﾟｰ「‥[ﾄﾗﾝｽ]だろ?」

ｺｺﾛ「御名答」

ｷｯﾍﾟｰ「ﾊﾞｶにしてんのか!?」

ｺｺﾛ「ﾊﾞｶにも解るように説明してやってんだよ」

しばらく睨み合う2人。

ｺｺﾛ「‥で、そのﾄﾗﾝｽをしないとﾌｫｰｽは使えないって訳」

ｷｯﾍﾟｰ「‥で?」

ｺｺﾛ「逆に言うと、ﾄﾗﾝｽすればﾌｫｰｽは誰にでも使える」

ｷｯﾍﾟｰ「あ～、回りくどいな‥つまり何だよ」

ｺｺﾛ「ﾌｫｰｽってのはたまに[同調]すんだよ」

ｷｯﾍﾟｰ「‥‥??」

ｺｺﾛ「簡単に言うと‥お前のﾌｫｰｽに引き寄せられる形で、ｱﾔの精神力がﾄﾗﾝｽしちゃったって事」

ｷｯﾍﾟｰ「‥なるほど」

ｺｺﾛ「ﾎﾝﾄに解ったのかよ」
ｷｯﾍﾟｰ「お、おぅ‥(汗)」
ｺｺﾛ「あんだけﾌｫｰｽは使うなって親父も言ってたろ」
ｷｯﾍﾟｰ「分ぁかってるよ! ‥ま、結果ｵｰﾗｲって事で(笑)」

「ｺﾞｯ!!」

とぼけた表情を浮かべるｷｯﾍﾟｰの顔面に、ｺｺﾛは鉄製の扇子をぶつけた。

ｷｯﾍﾟｰ「って～‥」
ｺｺﾛ「いいからｱﾔに謝れ」
ｷｯﾍﾟｰ「ﾃﾒｰ! 兄貴に手ぇあげやがったな!」

ｱﾔ「‥ごめんなさい」

ｷｯﾍﾟｰ&ｺｺﾛ「‥‥!?」

突然 謝りだすｱﾔに、2人は呆気に取られる。