[フォース]

5/6
前へ
/195ページ
次へ
ココロ「何でアヤが謝るの? 悪いのはこのバ―‥」 アヤ「2人が来る前にね、お父サンが来たの‥」 キッペー「あの無関心な親父がか? ‥珍しい事もあるんだな」 ココロ「何か言ってた?」 アヤ「‥うん」 ――数時間前。 目を覚ましたアヤの元に滋生が現れた。 滋生「死にかけたのはお前が弱いからだ、こうなったのもお前に責任がある」 アヤ「ごめんなさい」 滋生は、そう言葉を残して部屋を後にした。 アヤ「――とだけ」 ココロ「あのクソ親父‥」 キッペー「おいおい、そりゃ言い過ぎだろ」 ココロ「あのな、親父はアヤに対して酷すぎんだよ! お前はテキトーすぎ!」 キッペー「‥なっ」 ココロ「ホント、この家の男はクソとバカしかいねぇ!」 キッペー「てめ‥言わせておけば!」 ココロ「やんのかコラ~!」 両者が胸ぐらを掴み合ったその時―‥。 アヤ「やめて!!」 キッペー&ココロ「‥‥っ!!」 アヤ「私が悪いの‥本当に、ゴメンなさい‥」 キッペー「あ、いや‥」 ココロ「だからアヤは悪くないって―‥」 アヤ「もう、寝るね‥」 そう言うと、アヤは布団を被ってしまった――。
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加