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一時間目が終わってから教室に戻った。
嬢坂は怒っていたが、俺が疲れているように見えたのか、少し背中を叩かれただけだった。
それでも言葉がなくなるほど痛かったがな。
静寂にも睨まれている気がしたが、元気がないので無視した。
幽霊…いや、思念体。
魔法の次は思いの塊ときたもんだ。悪魔でもくるか?
…ちょっと冗談じゃすまないな。
「おい深夜。数学の先生がテスト取りにこいだってさ。」
虎鉄の声がかかった。いやそんな元気ないんだ。
それにテストいらないし。
「おい? 深夜?」
寝ていた頭に虎鉄の声が落ちた。今は許容範囲がいっぱいだから話せない。
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