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見つけた? 何を? 考えている間、静寂は窓際の席に行ってしまった。 気のせい、なのか? まるで俺に聞かせるような心の言葉は、気のせいだったのだろうか? …気のせいだな。 事実、昼休みには俺は睡眠を楽しんでいた。 「…織地君?」 顔を上げた時、静寂が目の前に立っていた。爽やかだった。 「ふぁ…何?」 「学校を案内してほしいんですけど、授業後、大丈夫ですか?」 …………なぜ俺? 「まあ…いいけど…」 .
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